スパイダーバース観てきた(ネタバレ感想)

スパイダーバースの映画を観てきたのでまとめておきたい。

以下ネタバレあり。

 

 

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

 

来年に後編が公開されるとは知らずに観てしまった。

なるほど道理でこのお話のスピードで完結するのか?と思ったけどそうなんだな。

CMだとスパイダーマン同士の争いに見えたが、蓋を開けてみればスパイダーマンとしての責任と罰、マルチバースとそれを利用してとてつもなく進化する敵という感じだった。

最初はしょうもない敵だったスポットがもうどうにも手を付けられないくらいになるのでどう決着をつけるのだろうか。

決着と言うなら、この映画自体でなんらかの敵なりミゲルでも良かったし決着がついたとわかるくらいの戦いが欲しかった。

ヴァルチャーは倒したけど、あれは正直倒したと言うより捕縛だし、対決と言うカタルシスも無い。

ただ退屈するかと言われると、155分という長さもあるのに所々にある熱い部分やいいねと思わず感嘆する部分があるので盛り上がる。

映像と音楽も前作同様に良く、それらとアニメーションの兼ね合いも抜群だ。

スポットというヴィランが出ることも知らなかったので、もちろんその声を鳥海さんが演じることも知らなかったし、鳥海さんがいっぱい喋る映画だなと楽しんだ。

スパイダーパンクことボビーもいいキャラしており、面倒くさいやつだなという第一印象からすぐに面倒くさいけど面白いやつに変わった。

真っ先にマイルスに警告を発し、マイルス討伐には参加せずに姿を消し、グウェンの復活を密かに後押しする方法を残しておいてくれる等、しびれるくらいかっこいい。

こんなん好きになるに決まってるやろ!って感じ。

ミゲルは悲しい過去を持ってるがゆえに問答無用で止めたいんだろうけど、自分たちが介入してる時点でもう後戻りできないんじゃないかなと思う。

ちゃんとマイルスに説明して冷静に向き合わないのは、ミゲルやマイルスの性格のせいもあるが、分かり合えた途端に別の悲劇が起こってしまうので、分かり合えずにいるのがある種救われる部分もあるのだろう。

マイルスを嚙んだ蜘蛛が本来いた世界のマイルスと向き合ってどうなっていくのだろう。

スパイダーマンのいない世界のマイルスをどう落としどころとして持っていくのかも気になる。

最後の過去の仲間たちを連れてきた!はすごく心が跳ね上がった。

早く続きが見たいと思うんだけど、公開は来年なんだよね。

とんでもなく待ち遠しい。